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洋服=布と考えているあなたに──ブックオフ・スーパーバザー讃歌

「ただの布だぜ!?」。某情報番組にて、1万円越えの高級Tシャツを見た、Kinki Kids堂本光一は、こう叫んだ。
 そう、洋服なんてただの布でしかない。ボクと堂本の年収は100倍ぐらい差があるが、まったくの同意見である。ウィー・アー・ミニマリスト
 では、洋服=布派の人間はどこで服を買うべきか。
ユニクロ? NO。
しまむら? NO。
正解はブックオフ・スーパーバザーだ。

 

 この前ボクは、洋服=布派の友人をともなって、ブックオフ・スーパーバザー・ビビット南船橋店を訪れた。
ビビット南船橋は、隣接するララポートTOKYO BAYの成功に便乗しようと、2004年に建設された大型商業施設だが、まったく流行らないまま現在に至っている。
 沈没しかけた船からネズミが逃げ出すように、入居していたテナントが次々と撤退したことで、中は半分廃墟と化した。恐らく、今の日本で最も「わびさび」を感じるスポットだろう。
 ブックオフ・スーパーバザーは、4年前にビビット南船橋に入居すると、今では最も繁栄したテナントとなっている。多分、創業者の描いていた未来予想図とは異なる方向に進んでいるが、人生とはそんなものだ。
 店に入ると我々は、まず時計を物色した。ケースの上には、カタログが置かれているが、これもブックオフの商品である。ブックオフ・スーパーバザーでは店員以外、全て商品だ。
 もし、あなたが、全裸でブックオフ・スーパーバザーに入店することになっても、心配はいらない。そこには、靴から上着、帽子、鞄にいたるまで全て揃っている。1万円もあれば上下一式買えるだろう。
「彼女へのプレゼントが欲しいな」と友人が言った。我々は、婦人服売り場に移動すると、速やかに比較検討を開始した。
「これ、どうだろう」
 私が選び出したのは、純白のワンピース。値札を見ると「5000円」。よく見ると裾が床にふれている。
「高いよ。布だろ」
「ああ、布だな」
 結局、我々は500円のTシャツを2枚買った。ブックオフに感謝を込めて。

 

ブックオフの真実――坂本孝ブックオフ社長、語る

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