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フロイト/精神分析にハマる人の特徴

日常

 橋本治が『蓮と刀』の中で、フロイトの「理論」というのは、実はフロイト自身の性格が色濃く反映されているのだ、というようなことを書いていて、そうした観点から『ドストエフスキー父親殺し』などを分析しているのだが、フロイト精神分析にハマる人もまた、フロイトのような性格をしているのではないかと最近思っている。

 そこで、フロイト精神分析にハマっている人の共通点を思いつくままに書き出してみた。サンプルが基本、芸術家たちの言動なので、掲げる例がそっち方面に偏った。あと、フロイトを読んだことがなさそうな人でも、フロイト的な人というのはいて、そういう人も、下に挙げた特徴に当てはまると思う。

 

フロイト精神分析にハマるor相性が良い人の共通点

・理論やコンセプトに拘って、作品を作る

・自分の事を語るときに、話を誇張する

・被害者意識が強い

・嫉妬を隠そうとする

・自意識が強く現れている作品に、嫌悪感を覚える

・『蒲団』のような私小説自然主義的な作品が苦手

・豪快な人間に憧れる(ヤクザ、マフィア、ギャルなど)

・感情を排した物に惹かれる(廃墟やテクノなど)

父親が立派な人だったり、怖い人だったりする

・隠れロマンティスト

・酒やドラッグ、異性に依存しがちである

・憧れている有名人と自分の共通点を探す(誕生日が一緒、星座が一緒など)

・「仮面」という言葉に反応しがちである

・悲観的なアフォリズムを好む(シオラン、『侏儒の言葉』、シモーヌ・ヴェイユ、『悪魔の辞典』など)

・褒められることが苦手

・猜疑心が強く、臆病

・破滅願望

・精神的な意味でマゾヒスト

・「本当の自分などない」とか言う

・露悪的だったり、ナルシシスティックだったりする文章を書く

・流行に乗るのが苦手(ただし、憧れてはいる)

・気分の上がり下がりが激しい

・自分が生まれる前の文化に、強く惹かれている

・文化の中心にいても、「遅れてきた人間」であるという意識がある

・職場やサークルなどで、「ここは自分の居場所ではない」とよく思う

 

 最近は、「精神的な意味でマゾヒスト」ということについてよく考えている。僕はよく芸術家の自伝や伝記を読むのだが、薬中やアル中になる人は、そういう傾向が強いのではないかと思っている。いつか、まとまった文章を書いてみたい。

 

蓮と刀―どうして男は“男”をこわがるのか? (河出文庫)

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