日常

ダメ人間が集まるサークルにも入れないダメ人間

ザ・ノンフィクション「会社と家族にサヨナラ・・・ニートの先の幸せ」を見た。 僕のツイッターのタイムラインでは、「あそこに出ている人たちは世間が想像するようなニートではなく、一般的な社会性はないが、何らかの異能を持った人たちの集まりだ」という…

フロイト/精神分析にハマる人の特徴

橋本治が『蓮と刀』の中で、フロイトの「理論」というのは、実はフロイト自身の性格が色濃く反映されているのだ、というようなことを書いていて、そうした観点から『ドストエフスキーと父親殺し』などを分析しているのだが、フロイトや精神分析にハマる人も…

野球選手とメディア

日本ハムファイターズが優勝した。 ファイターズ・ファンの俺としては嬉しいことだ。 そんな中で気になったのは、メディアの注目が大谷へと異常に集まっていることだ。ニュース記事はもとより、試合中も幾度となくベンチにいる大谷にカメラが向けられた。鼻…

フィリップ・ロス原作映画ヒット祈願

今年はフィリップ・ロス原作の映画が二本も公開される。一本はIndignationで、監督は『ハルク』や『ブロークバック・マウンテン』のプロデューサーを務めたジェームズ・シェイマスだ。これが初監督作となる。シネマトゥデイによれば、内容は以下の通り。 195…

オルギア視聴覚室

昨日、池袋のシアター・グリーン(BASE THEATER)で開催された「オルギア視聴覚室」という演劇イベントを観に行った。ツイッターでフォローしている人たちが関わっているということと、小劇場的なものを体験してみたかった、というのが観劇のきっかけである…

洋服=布と考えているあなたに──ブックオフ・スーパーバザー讃歌

「ただの布だぜ!?」。某情報番組にて、1万円越えの高級Tシャツを見た、Kinki Kidsの堂本光一は、こう叫んだ。 そう、洋服なんてただの布でしかない。ボクと堂本の年収は100倍ぐらい差があるが、まったくの同意見である。ウィー・アー・ミニマリスト。…

HOOTERSにうってつけの日

赤坂のHOOTERSに5時間いてみろFOODが旨えのは最初のHALF TIMEショーまで後はソースをペタペタさせたり拭いたり繰り返すだけの幼児退行ひでえよSHIT! Jazz Dommunisters「Food」 花の金曜日。待ち合わせ場所である飯田橋に同い年の友人Mがやってきた。Mは…

ブログ記事がグーグル検索でトップに表示されるようになる方法教えます

ブログを始めて数年、俺はついに気が付いてしまった。 ブログの記事がどうやったらグーグル検索でトップに表示されるようになるか、ということを。 答えは至ってシンプルだ。 「めちゃくちゃマイナーなことを取り上げる」 これだ。 例えば、俺はマーティン・…

たったひとりで運動するということ──スポッチャ体験記

僕は自他ともに認めるオタクだが、運動は嫌いではない。嫌いなのは団体でやるスポーツだ。だから、卓球とかはかなり好きで、中学の時学校の近くにある公民館みたいなところでよくやっていた。今はバッティングセンターに通うことが多い。それで、都内のバッ…

『サバービア─反逆のパンク・ロック』の思い出

今はもう閉館してしまったシアターN渋谷というミニシアターに、高校生の頃、音楽のドキュメンタリー映画をよく観に行っていた。当時は、パンク・ロックに強い関心を持っていて、80年代アメリカのパンク・シーンを描いた『アメリカン・ハードコア』を観に行…

「村上春樹」というイメージ

村上春樹は『羊をめぐる冒険』で、「右翼の大物」なる人物を登場させていたけれど、今、自分が社会的に大きな影響力を持っていることについてはどう思っているのだろうか。何せ、小説内で用いたクラシック音楽を、ベストセラーにすることができるぐらいだ。…

南沢奈央と握手会

握手会というのにこれまで人生で一回だけ行ったことがある。 大学2年の時、たまたま深夜にテレビをつけたら『コレってアリですか?』という番組をやっていた。日常で遭遇するようなちょっとしたむかつく出来事を、芸人や俳優がコント形式で再現するバラエテ…

クリスマスの詩

クリスマスになるとコウルリッジの「宿なし」という詩を思い出す。 「おお、クリスマス、楽しい日!まさに天国のお味見だ、楽しい家庭をもち、愛には愛を返してもらえる人には」 おお、クリスマス、憂鬱な日、記憶の投げ矢の針先だ、心に寂寥を抱えて人生を…