2014-07-01から1ヶ月間の記事一覧

シドニー・ルメット 『蛇皮の服を着た男』

南部、没落、抑圧、退廃、不能、暴力、アルコール…… これらは、テネシー・ウィリアムズの戯曲の特徴である。ウィリアムズは、そこに、詩情に満ちたセリフを被せ、象徴的な小道具を配置することで、彼独自の世界を構築する。だが、逆に言えば、ウィリアムズの…

別冊宝島編集部編 『プロ野球スキャンダル事件史』

宝島から出ているということで、かなりどぎつい中身だったりするのかな、なんて思ったが、意外とそうでもなかった。基本的には、野球界のトラブルについて解説したもので、記述はどれも冷静だ。 ボクが面白いと思ったのは、「巨人軍監督解任劇舞台裏」「桑田…