図書館通い

 図書館をよく使う。金がないからだ。大学時代は中身を見ずに本を買うこともあったが、最近は図書館で一度借りて、内容を確認してから買うことにしている。それでも中々買えないから、多分本好きの大学生よりも、本を持っていない。余談だが、このブログは全然人がこないのだけれど、それでも俺の紹介した本(俺が所持しているとは限らない)をアフィリエイト経由で買ってくれる人がいて、それは構わないのだが(むしろ、ありがたい)、俺がいつか買おうと思っていた絶版本を買われると、Amazonの中古価格が跳ね上がってしまうということがたまにあって、紹介した俺自身が買えなくなるという現象が起き、それを回避するために知識の出し惜しみするということもあり、最近では自分が現物を確保してから紹介することもあるという……まあ、それはいいや。

 図書館のカードは合計5枚持っている。文京区、豊島区、板橋区練馬区和光市だ。俺は文学・映画・音楽関係の本しか基本借りないのだが、それを基準にして、使える図書館を並べ直すとこうなる。

 

文京区>>>>>>>>>>>>(越えられない壁)>>>>>>>>>>>>>練馬区>>>板橋区>>>>>>>>豊島区>>>>>>>>(東京の壁)>>>>>>>>>>>>>和光市

 

 文京区が圧倒的に使える。文京区の図書館、特に小石川図書館はマイナーなCDが揃っているということで、音楽好きには有名だ。文京区の図書館さえ常時使えれば、他の図書館に行くこともないのだが、住んでいる場所的にそれができないのでもどかしい。しかも、文京区外の人間は、区内の人間に比べ、利用が大幅に制限される。特に貸し出し件数と予約件数は、区内の人間の半分ほどになってしまう。昔はそんなことなかったのだが、最近はあちこちの図書館でこのルールを導入するようになったらしく、豊島区や北区でも、区外の人間に制限を課している。練馬と板橋はない。

 文京区以外では、練馬がやや板橋より便利か。俺は両方使うことで補いあっている。豊島区は池袋という都会を有しているくせに、大したことない。和光市は論外。ただ、映画のDVDがそこそこあるので、ツタヤ代わりに使うことはある。あと、都内の図書館だと予約が一杯入っている本も、和光市だと意外に早く回ってくることも。まあ、俺は人気のある本を借りないからほとんど関係ないのだが。

 ここで単純な蔵書数を調べると、蔵書数が一番多いのは杉並区で、次に世田谷区、大田区練馬区、八王子らしい(平成29年度)。杉並に文筆家がたくさん住んでいるのもそれが理由なんだろうか。意外だったのは、文京区が板橋区よりも蔵書数が少ないこと。俺が重要だと思っている本は、文京区の方が多いのだが……。豊島区が29位なのは納得だけど、新宿区、渋谷区も低い。まあ、引っ越すとしたら、文京区か杉並区と世田谷区の間だなぁ。

 ついでに書くと、図書館の廃棄本は、たまにいいのが出てたりする。俺は『批評の解剖』やイーグルトンの著作をそこで拾った。

 

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